今年は大きな台風が日本全国に上陸して自然の驚異を感じましたね。
車がひっくり返っている映像や屋根の瓦が飛んでしまい水漏れしている家の映像などみて、心を痛めた人も多いと思います。
我々人間にとって唯一コントロールすることができないものが、天候だと思います。
本日は台風の時や、風が強かったり水面が荒れている日に競艇のレースがどうなるのかを解説していきたいと思います。
どのくらいの強風でレースは中止になるの!?
画像は台風が上陸した日のレースにスケジュールなのですが、この日は全国16の競艇場でレースの予定がありましたが、そのうちの11競艇場でレースが中止になっていました。流石にあの強風でレースをやるのは難しいと思います。
しかしレースが中止になる細かいルールは定められていなく、その時々で会場にいる主催者たちの判断で決まるようです。
レースが中止された場合のスケジュール
競艇は5日間だったり6日間のスケジュールでレースをすることが殆どですが、レースが中止になった場合は日程を延期するのが殆どです。
ごくまれに次の節との日程が詰まっていて打ち切りとなってしまうこともあるみたいです。
しかし水面を時速70キロ前後の高速で走る競艇、選手の安全を考えて中止にするのも大切なことだと思います。
中止になったレースを前もって買ってしまっている場合も全額返金になりますのでご安心ください。
それでは風が強い日や水面が荒れている日はどのようなことに注意して舟券を買えばいいでしょうか?
競艇で天候が悪い日には「安定板」というものを装着します。
安定板をつけるとどうなるか?
まずは選手の安全面からですが、安定板を付けることによってボートの水平バランスが上昇して転覆するリスクを減らすことができます。
レース中のケガを減らすために競艇界でも色々と考えているんですね。
そしてレース結果にもしっかり影響してきます
水面が荒れているとプロペラが水面から露出してしまい、水をかけずに空回りした状態になってしまいます。
この状態をキャビる(キャビテーション)というのですが、プロペラが空回りするので減速してしまいます。
水面が荒れているレースで急に減速するボートがいたら、キャビったのかな?と考えて間違いないと思います。
安定板はプロペラの上に装着する感じですが、装着することによってキャビりにくくなります。
応援している選手がターンの時にキャビって、次々と抜かれていくときはとても悲しいですよね。
そういう不確定要素をなるべく排除して、予想がしやすくなるよに取り組んでくれているところも私が競艇を好きな理由の1つになります。
次に安定板を付けることによって伸び足(最高速)が悪くなります。
安定板によって水面の抵抗が増えてしまうのが原因ですが、逆に言えばそのおかげでボートのバランスが良くなるので仕方がないことですね。
伸び足が悪くなるということは基本はアウトコースが不利になり、インが有利になります。
しかし普段よりモーターの性能の差が大きく出るので、そのことも踏まえて予想することをお勧めします!
そしてバランスが良くなるので回り足は良くなります。
悪天候でも全力でターンをできるようになります。
安定板の効力をまとめると基本的には「伸び足」(最高速)が悪くなり、モーターの性能差が大きくなる、バランスが良くなり荒れた水面でも全力でターンが出来るという感じです。
次に選手自身のことですが、荒れた水面で安定板の装着があるにしろないにしろ言えることがあります。
それは荒れた水面では選手の実力差が出やすいということです。
ベテラン選手が腕の見せ所と言わんばかりに実力を発揮してくる可能性も高いです。
また各競艇場によっても荒れ方は様々なので、その競艇場のクセを知り尽くしている地元の選手も活躍する可能性が普段よりさらに高くなります。
後はそのままになってしまうのですが、荒れた水面を得意とする難水面巧者から舟券を買ってみるのもありだと思います。
難水面巧者として良く名前が上がるのは、「石渡鉄兵」選手、「濱野谷憲吾」選手、「菊地孝平」選手、「山崎智也」選手、「湯川浩司」選手、などでしょうか。
最後になりますが水面が荒れる時は、レースが荒れて万舟がいつもより多く発生することも多いです。
しかしあくまでも水面が荒れていることによって起きたものなので、そのレース限定の突発的な要因で万舟になることが多くなります。
その事故で発生したような万舟を取りにいくのはやめて(運任せになってしまうので)、競艇で勝ち続けるためにそのような日は無理に参加しないというのも1つの手かもしれませんね。
この記事を読んで「天候の悪い日に万舟がとれたよ」とか、「参加しないで良かった」なんて声が聞こえてきたら私としては最高ですね。
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