展示航走とは!?

展示航走とは!?

競艇場に1度でも行ったことがある人は見たことがあると思いますが、この「展示航走」をどのように競艇予想にいかせばいいのか。

自分自身の復習も兼ねてまとめてみましたので是非参考にしてみてください。

まずは「展示航走って何?」っていう人もいると思いますので展示航走とは何かをご紹介させて頂きます。

展示航走というのはレースの前に、出走表の通りのメンバーでスタートの練習やターンの練習をすることです。

これは選手にとっても変わりやすい「風向き」や「水面」や「エンジンパワー」を見極め、スタート感覚を整えたりして、少しでも良いレースにするために重要なものです。

逆に言えば本番のレースで全力でスタートを切り、1マーク、2マークとスロットルをどこまで握ってターンを回れるのか。ここを全力で取り組まない選手は、本番でも絶対に良いレースはできません。

どの選手も本番のレースさながら真剣に取り組んでいると言っていいでしょう。

そのため我々にとってもこの展示航走はすごく重要です。

まず展示航走はピットに選手が入りエンジンをかけるところから始まります。

そして本番さながらのピット離れを楽しんでいると前付けしてくる選手がいます。

前付けというのは1号艇から6号艇まで順番通りに並んでスタートするのではなく、ピット離れから待機行動までの間に少しでも内の枠を取りにいくことです。

ご存知の方も多いと思いますが競艇はインが断然有利、ベテラン選手やピット離れが上手な選手、モーターの調子がすごくいい選手はインを取りにくることが多いので要チェックです。

この前付けというのは絶対に成功するものではなく、展示の時に前付けしても本番で他の選手に阻止されたりすることも多いので、競艇初心者は展示で前付けのあったレースに参加しないというのも1つの作戦としてありだと思います。

そして次にスタート展示です。

スタート展示は分かりやすいのでまずはこの情報から予想で使ってみるのもいいと思います。

他の記事でも競艇のスタートはすごく大切と何度も書かせてもらっていますが、このスタートの良し悪しでレースの結果が決まってしまうと言っても過言ではありません。

どの選手もタッチスタート(ピッタリのスタート)を目指して艇を起こすのですが、これが本当に上手な選手と苦手な選手に別れるんです。

水面上でおこなわれる競艇では1度たりともまったく同じ水面でレースをできることはありません。

向かい風だったり追いかぜっだったり、気温が高かったり低かったり、波があったりなかったり、スタートがずれる理由は数え上げればきりがありません。

スタートが上手な選手や、地元でその競艇場のスタートに慣れている選手、スタート勘が合っている選手をそれぞれ全部覚えるのは難しいと思います。

それならば直前情報のスタート展示をみて、スタートの調子が良さそうな選手を買えばいいということです。

私の感覚でスタート展示の調子の良い選手というのは0.05以内の正常なスタートをしている選手です。

スタート勘がしっかりとれていて本番も好スタートを期待できると思います。

それ以外に関しては展示スタートで早かった(フライング)選手は起こしを遅くしてくるでしょうし、遅かった選手は少し起こすのを早くしてくると思います。選手のフライング状況、勝負掛け、色々なシーンがあると思いますが、しっかり考えて買い目に入れましょう。

そして私がスタート展示を見ただけで買いたくなくなるのは、あまりにもスタートが遅い選手です。

スタート展示が0.20以上の選手です。

これは選手のスタートタイミングだけの問題ではなく、モーターがあまりにも悪いというケースが多いです。

スタートしにくいモーターは出足が悪いのでターンマーク後の加速が悪く3連単に絡めないことが多いです。

わざわざそんな舟券を買う必要はないと思っています。

むしろ1号艇のスタート展示があまりにも悪い場合は、1号艇を外して買って大穴を狙うのもいいと思います。

そして次は周回展示

周回展示はスタート展示の後に行われます。

周回展示はスタート展示をした後に、本番前のターン練習を他の選手と一定の距離を置いてそれぞれします。

ターンは合計3回するので、3回見てコーナーで艇が暴れていないものを選んでみましょう。

コーナーはどこをみればいいのか?

選手のコメントをみると「乗り心地重視」で調整している選手が多いです。

この乗り心地がいい艇というのは、コーナーで艇が暴れず良く曲がる艇を指すことが多いです。

選手にとってもこの曲がりやすさ、コーナーリングの良さはかなり重要なものというのが分かります。

ですから3回のコーナーを見て2回以上艇が暴れている選手は、スタート展示が良くても買うのを控えた方がいいかもしれませんね。

最初は「艇が暴れているってどういうこと?」って思うかもしれませんが、これはあきらめずに回数をみて下さいとしかいいようがありません。

あまり良く分からなくても見続けることをオススメします。

「感覚の話しをしてもすぐに使えないよ」という声が聞こえてきたので、最後に分かりやすい「展示タイム」の話しをします。

展示タイムとは周回展示の2週目バックストレッチの150mを、どのくらいのタイムで走ったかというものです。

「モーターの伸び足」(最高速のこと)なんて聞いたことがあるかもしれませんが、それが分かる指標ですね。

アウトコースの選手の展示タイムがずば抜けて早かったら、その選手は要チェックです。

アウトコースからの豪快なまくりが決まり、大穴となるチャンスが大きくなりますよ。

ちなみにこの展示タイムが0.15秒早いだけでバックストレッチで1艇身の差が出ると言われています。

伸び足が極端にいい選手、極端に悪い選手の両方を〇、×でチェックして予想に役立ててみてください。

まとめ

競艇の展示航走では次のことに注意してみてください

ピット離れや新入隊形に注意

スタートタイミングがしっかりとれている選手を探す

またはタイミングが全然とれていない選手を探す

周回展示で回り足をしっかりみる

展示タイムで最高速度をチェックする

最初は「全部同じだよ」と思う人も多いかもしれませんが、1番良い艇、1番悪い艇位は慣れれば分かるようになってくると思います。

なんとなくでも展示を見て色々と予想してみるというのもいいと思います。

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