【激戦必至】オーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)が招く最高に熱い夏

オーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)が、いよいよ夏本番を迎えつつあるなかで盛大に催されます。
新型コロナウイルス(COVID-19)がデルタ株まで発生していることもあり、決して楽観視できる状況ではありません。しかし、ワクチンの接種が飛躍的に進んでいることもあり、希望が見える形での開催となります。
まだまだ様々な制限がある状況下ではありますが、有観客開催になりました。峰竜太選手を始めとした超一流のバトルを堪能しながら、2021年の折り返しとしてのこのSG競走を楽しみましょう。
本記事では、2021年のオーシャンカップの魅力に触れるとともに、オーシャンカップそのものの概要から、今回のドリーム戦メンバーの詳細までを幅広く網羅しています。ぜひとも最後までご覧ください。

目次


オーシャンカップ2021を華麗に予想

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オーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)が海の日とともにやってくる

今年も無事に開催されるオーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)。実は初回開催が1996年7月17日、和暦にすると平成8年という非常に若い競走な点が特徴です。
基本的に昭和から続く伝統の競走が多いボートレース(競艇)の大レースにおいて、どのような経緯で誕生したのか、改めて見ていきましょう。


オーシャンカップ競走の成り立ち

オーシャンカップは正式名称を「海の日記念 オーシャンカップ競走」と言います。この名称からもわかるとおり、新祝日である海の日を記念して創設されました。海といえば競艇と切っても切れない関係のため、SGというビッグタイトルを冠された形になります。
海の日は当初7月20日で固定されていましたが、同祝日がハッピーマンデーの対象になって移動するようになったことから、オーシャンカップも年度によって開催日を都度動かしてきました。
現在では記念すべき海の日が開催の最終盤にやってくるように調整されており、全体的に7月下旬の昼間開催が多くなっています。今回もボートレース芦屋での昼間開催です。


オーシャンカップの出場資格は優出が鍵になる

ボートレースのSG競走は、どれも出場資格が個性的な内容を伴っています。オーシャンカップも例外ではなく、ほかのSG競走とは明確に違う点をいくつも有しています。
特に面白い点は、「A1級選手でなくとも条件を満たせば出場できる」点でしょう。ただ、2021年の今開催は、残念ながら出場条件を満たした選手がいませんでした。
SGの名を冠するだけあり、この条件を満たすのは並大抵のことではありません。A1級のトップクラスでなければ、容易に満たせないものになっています。実際にどういった内容が出場資格になっているかを見ていきましょう。

【優先要件】
 ・前年度オーシャンカップの優勝選手
 ・前年度グランプリ優勝戦の出場選手
 ・今年度グランドチャンピオン優勝選手
【一般要件】
 ・前年5月1日から当年4月30日(選考期間)までのPG1・G1・G2競走の優勝戦における着順点上位選手
 ※着順点は以下のように割り振られています
 1着10点・2着9点・3着6点・4着5点・5着4点・6着3点
 スタート事故-10点・妨害失格-7点・選手責任失格-5点・選手責任外失格0点
 G1およびG2競走1節6日間出場1点
【選出除外】
 ・選考期間内のPG1・G1・G2優勝戦進出0回の選手(優先要件に該当する選手は出場可能)
 ・選考期間内の出走回数160走未満の選手(優先要件に該当する選手は出場可能)
 ・前年のオーシャンカップから今年のグランドチャンピオンまでのSG優勝戦で選手責任のスタート事故を起こした選手
 ・前年のグランプリおよびグランプリシリーズから今年のグランドチャンピオンまでのSG準優勝戦で選手責任のスタート事故を起こした選手
 ・前年のグランプリで選手責任のスタート事故を起こした選手
 ・選考期間から今回のオーシャンカップ前検日までに褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手
 ・負傷や病気などの理由によって出場辞退を申し出た選手

上記の通りとなっており、ビッグレースの優勝戦に複数回出て活躍することが、オーシャンカップに選出される条件になっています。
また、スタート事故が非常に重いペナルティとして作用するのは、ボートレースに共通した事実といえるでしょう。主催者の売上を大きく損ない、レースそのものを破壊してしまうスタート事故には、この大レースに出る資格なしといわんばかりのマイナス補正が掛けられることになります。


オーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)の舞台はボートレース芦屋

オーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)は、福岡県遠賀郡芦屋町にあるボートレース芦屋で開催されます。
淡水の水質のプール水面で、バックストレートが護岸ではなく自生する葦で囲まれているために返し波が小さく、先行する艇がターンしやすいのが特徴です。そうした要素もあって、基本的にインが強い水面として知られています。


[重要]残念ながら入場制限が実施されます

ひとつ悔しくも悲しいニュースとして、今もって新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威が続いているため、今開催も入場制限が実施されます。場内滞留人数が2,500人を超えると入場できなくなるほか、「入場できるのは福岡県民に限る」点に注意が必要でしょう。
これは県境をまたぐ人流の発生によって、感染拡大を防ぐための措置になります。とても残念ではありますが、まずは無事に開催が始まり、最終日の優勝戦まで終わるのが大切なこと。その流れを遠くから見守るのもまた応援です。
もし来場したとしても、選手の入り待ち出待ち、およびプレゼントの受け渡しは禁止されています。また、無料バスや無料タクシーは便数制限や運行休止が成されており、基本的にはJR遠賀川駅とボートレース芦屋を結ぶルート以外はほぼ運行していないため、ご注意ください。


オーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)を最高に彩るドリーム戦

2021年7月20日(火)から7月25日(日)までの開催が予定されているオーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)。その初日にあたる7月20日に、優秀な数値を計上してきた選手たち6名によるドリーム戦が催されます。
SG競走のドリーム戦ですから、言うに及ばず超豪華なメンバーです。佐賀の峰竜太選手、兵庫の吉川元浩選手、長崎の原田幸哉選手、滋賀の丸野一樹選手、山口の白井英治選手、滋賀の馬場貴也選手が栄えある舞台に選ばれました。
1号艇に絶対的な存在である峰竜太選手がいるのを始めとして、滋賀支部から2名選出されているのも大いに目立つところです。
仲夏の芦屋を熱くする初日のドリーム戦は、シリーズリーダー候補同士の激突でもあります。この開催を占う重要な1戦に出場する選手たちについて、ひとりずつその詳細を見ていきましょう。


1号艇・峰竜太(4320/佐賀)

佐賀の峰竜太選手は、まさしく現代のボートレースを象徴する存在です。5年連続の最高勝率は、まさしく誉れとしか言いようのない記録でしょう。オーシャンカップという単体の開催で見ても前年の鳴門開催の覇者であり、今回が通算V3を賭けた戦いになります。
峰竜太選手で注目すべきは、芦屋水面とも絶好の相性を誇る点。過去3年の芦屋成績は勝率が10.18という桁違いなものであり、3連対率は堂々の100.0%、平均STも0.11という非の打ち所がない戦績です。
芦屋水面がインに利するところが多いことを考えれば、このドリーム戦も盤石の態勢で迎えると言ってしまっていいかもしれません。よほど悪いモーターやボートを引かない限り、「初日は峰有利」が揺らぐことはないでしょう。
近走も好調を維持しており、グランドチャンピオン2021(児島競艇SG)と全国ボートレース甲子園2021(丸亀競艇G2)では相次いで優出しています。
峰竜太選手ほどともなれば優勝戦に進むだけで驚くのは早いかもしれませんが、それでもビッグタイトルで予選を勝ち抜き、準優勝戦を2連対で勝ち残ることがどれだけ難しいか。モーターという運もある以上、数々の名選手でもコンスタントに優出するのは非常に困難なのが常識です。
しかし、峰選手はなおも良好な調子を維持しています。ディフェンディングチャンピオンとして迎える今回のオーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)でもまた、優勝候補の大本命として挙げられるでしょう。


2号艇・吉川元浩(3854/兵庫)

近年、ビッグレース戦線で抜群の存在感を誇っているのが、兵庫の吉川元浩選手です。もともと高い素質を持った選手ではありましたが、長い苦しみのときを経て、今の覚醒へと至りました。
ただし、このオーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)でいえば、かなり厳しい状況下に置かれていると言わざるを得ません。なぜなら、2節前のグランドチャンピオン2021(児島競艇SG)、そして前節の全国ボートレース甲子園2021(丸亀競艇G2)と、立て続けにフライングを切ってしまったためです。
F2、しかもひとつはSG開催の予選競走でのもの。3ヶ月の休みを強いられるからには、F3だけは絶対に避けなければなりません。休みに入るのは9月の桐生の周年から。ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)とチャレンジカップ2021(多摩川競艇SG)は不参戦が確定してしまいました。
2021年7月段階で賞金ランクが30位前後であり、年末のグランプリ出場をかけた戦いがこれから2ヶ月続くことになりますが、それもF2を抱えての戦いになります。わずかなスキを見逃さないのがトッププロであるとするならば、吉川選手にとっては強い逆風の吹く戦いになるのは間違いありません。
このドリーム戦においては、吉川選手の取捨が問題になるとともに、あるいは「1号艇の峰竜太選手の壁にもなれないかもしれない」可能性をよくよく考えたほうがいいでしょう。


3号艇・原田幸哉(3779/長崎)

45歳で迎えた今年、さらなる充実期を迎えているのが、長崎の原田幸哉選手です。初めて出場権を獲得したマスターズチャンピオン2021(下関競艇PG1)で優勝するなど、破竹の勢いでの優勝ラッシュを積み重ねてきました。
2節前のグランドチャンピオン2021(児島競艇SG)でも、予選を7位タイの好成績で通過。残念ながら準優勝戦が4位だったために優出こそ逃しましたが、質の高い競走を続けられることを示しました。
原田選手は特にまくり差しが絶品であり、どのコースからでも鋭い観察眼で決められるのが長所です。
年初に比べると、やや物足りない成績が晩春から初夏は続いてましたが、それも先述のグランドチャンピオンでの活躍で払拭されました。スタートはバシバシ決まっており、さらに絶品のまくり差しによる高配当決着も生んでいるだけに、3号艇となるこのドリーム戦でも劇的な一撃が期待されます。
それこそ、2号艇の吉川選手がF2でスタートを踏み込めないとなると、1号艇の峰選手を捉えるだけの余地が生まれるでしょう。まくり差しにはもってこいの展開です。
実は、芦屋水面のコース特性として、3コースからはまくり以上にまくり差しが決まりやすい点が挙げられます。2021年4月初めから6月末までの最近3ヶ月に絞ったとしても、3コースからの決まり手はまくり37.5%をしのぎ、まくり差しが41.0%と高い数字を計上しています。
外からの前付けがあるかどうかも気になるところではありますが、ここは原田幸哉選手の美技に酔いしれる展開も視野に入れるのも面白いかもしれません。


4号艇・丸野一樹(4686/滋賀)

ドリーム戦の4号艇、滋賀の丸野一樹選手は、今開催で登録番号では2番目の若さ、実年齢では最年少での登場です。1991年8月5日生まれですから、7月時点ではなおも29歳で、ルーキーシリーズの対象の若さですから恐れ入る限り。それでこのSGに登場するわけですから、期待の新星と呼ぶべきでしょう。
丸野一樹選手は、特にここ3年の大ブレイクがすばらしい限りです。2019年にはびわこ大賞2019(びわこ競艇G1)でG1初制覇を成し遂げ、同競走を含む6つの優勝を勝ち取りました。
2020年もその勢いは継続します。年初の全日本王者決定戦2020(唐津競艇G1)の優勝を皮切りに、第31回アサヒビールカップ(住之江競艇G3)など6つの開催で優勝しました。
そして、迎えた2021年。7月までに4つの開催での優勝を積み重ねています。しかも、そこには1月の尼崎センプルカップ2021(尼崎競艇G1)と3月の全日本覇者決定戦2021(若松競艇G1)を含んでおり、同年にG1を2勝という劇的な活躍が輝いています。
こうして集まった超豪華なメンバーのなかで、堂々とドリーム戦の4号艇を奪取したのも当然の実績といえるでしょう。また同時に、この豪華なメンバーさえも打ち破りそうな勢いがあります。
芦屋水面を得意としている強みもあり、過去3年で勝率は7.93、3連対率75.9%を叩き出しています。さらに、芦屋は4コースからのまくり一撃が決まりやすい土壌もあるため、インの艇が及び腰になる展開であれば、ジャイアントキリングはいよいよ現実のものになるでしょう。
今開催の最年少が、初日からどでかい配当を提供する。そういう展開を夢想できるだけの条件は整っています。


5号艇・白井英治(3897/山口)

山口の白井英治選手もまた、堂々たる超一流としてネームバリューを持つ選手です。2020年は峰選手に次ぐ通算勝率でフィニッシュし、劇的な安定性を内外に誇示しました。誰もが認める山口支部の看板選手といえます。
近走の成績もすばらしいもので、3節前のBOATBoyカップ(下関競艇一般)ではオール2連対、それも2着が1回あっただけで、あとはすべて1着という準パーフェクトVを達成し、地元水面で格の違いを見せつけました。
そこから乗り込んだグランドチャンピオン2021(児島競艇SG)でも圧巻のレースを見せつけ、5日目までオール3連対を堅持。しかも、3着は1回だけで、あとはすべて2連対という安定感で優出を達成。優勝戦は4号艇で4着でしたが、これは峰竜太選手に先着する成績でした。
前節の全国ボートレース甲子園2021(丸亀競艇G2)は優出こそ逃したものの、9走して8走で3連対の強さ。しかも、最終日は連勝で締めています。
芦屋はかなり久しぶりの参戦になりますが、ここまで高い次元で戦えるレベルになると、そこまで心配はいらないでしょう。まくりも、差しも、まくり差しも、何でもありの万能選手。内側の艇が好発でやり合うようなら、絶妙の操縦技術で抜けてくる展開があるかもしれません。前検日でどのようなモーターを引くかにも注目したいところです。


6号艇・馬場貴也(4262/滋賀)

大外の6号艇には、滋賀の馬場貴也選手が入りました。よく読み方を間違えられますが、「ばば・よしや」が正しい読みです。下の読み方が「たかや」ではないのが特徴になるでしょう。
馬場貴也選手も今年すでに近畿地区選手権2021(三国競艇G1)を制するなど、好発進を決めました。さらに、昨年の同時期にはびわこ大賞2020(びわこ競艇G1)で5号艇5コースからのまくり差しでの優勝を決めており、どこからでも勝負できる手強さを見せています。
最近の調子も徐々に良化傾向と見ていいでしょう。前節はほかの一流選手ともども全国ボートレース甲子園2021(丸亀競艇G2)でしたが、見事に優出を達成し、優勝戦は5号艇5コースからの4着にまとめあげています。
この優勝戦ではコンマ17の最も遅いスタートであったものの、しっかりリカバリーを果たした内容でした。また、3着の太田和美選手からも1秒以内の僅差であり、もう少しで舟券絡みも見えたあたり、さすがの技量を披露しています。
なお良い材料として、芦屋水面とはとてつもなく相性が良い点が挙げられます。過去3年の勝率は9.75、3連対率は93.8%にも達し、峰竜太選手に負けない超絶アベレージを持っています。
しかも、馬場選手はこれまでに2度SG競走を制していますが、記念すべき初SG制覇は、この芦屋水面、チャレンジカップ2018(芦屋競艇SG)でのものでした。
チャレンジカップの開催は毎年晩秋ですから、この開催の成績も上述の過去3年の成績に含まれています。SG競走を含んでなおもこのずば抜けた数字を残しているわけで、どれだけ芦屋と好相性かが見えてこようものです。
ボートレースでは、ひいては芦屋水面では特に不利な6号艇で、おそらくは6コースが予想されますが、それでも馬場選手の全速戦は脅威です。この豪華メンバーなら舟券になるだけでもすごいこと。どのような結末をもたらすのか、見届けましょう。


オーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)が彩る刺激的な夏へ

なおも悪疫の脅威が残るなか、無事に開催される運びとなったオーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)。十全の形ではないかもしれませんが、すばらしいメンバーが無事に集ってくれることが実にうれしい限りです。
ファンとして、密を避けての応援を心がけましょう。入り待ちや出待ちやプレゼントの受け渡しは控えつつ、なるべくステイホームでの観戦を。開催側もネットを通じて楽しいコンテンツを数多く用意しており、今の時代にあった新しい楽しみ方を教えてくれています。
優勝賞金3,300万円。この巨額の賞金、勝ち取れば年末のグランプリ出場がグッと近づきます。勝ち取るのは果たして誰か。ゆるやかに揺れる芦屋の水面に、熱風が吹き荒れるときがやってきます。


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