【MB記念競走】ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)では峰竜太が蒲郡で勝てるかどうかに注目!

ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)が始まります。全国からトップレーサーが集う真夏の祭典は、今年も非常に豪華なメンバーが顔をそろえました。誰が勝ってもおかしくない、極上の戦いが期待できます。
ひとつだけ残念な点があるとすれば、前年覇者の寺田祥選手が不在な点でしょうか。30日のフライング休みを受け、このボートレースメモリアルも対象期間内に入ってしまいました。
すなわち、今年はディフェンディングチャンピオン不在の戦いです。連覇こそありませんが、この競走を制した実績を持つ選手は複数登場するため、さらなる栄冠の積み重ねもありうるでしょう。もちろん、初制覇を狙う勢力の台頭にも注目です。
本記事では、ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)をより楽しみ、また効果的な舟券的中を引き寄せるための情報を解説していきます。

目次


ボートレースメモリアルを華麗に予想

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ボートレースメモリアルはモーターボート記念競走の通称

ボートレースメモリアルは、ボートレース(競艇)における最高グレードたるSG競走のひとつです。7月のオーシャンカップはまだ若いSG競走でしたが、こちらのボートレースメモリアルはとても長い歴史がある点が特徴です。
2013年まで、このレースは「モーターボート記念競走」という名称でした。ときには略して「MB記念」とも呼ばれます。2014年以降も正式な名前ではありますが、通称として「ボートレースメモリアル」が採用されました。


ボートレースメモリアルの出場資格は全国のトップレーサーが集う仕組み

ボートレースのSG競走は、いずれも最高峰の戦いであり、トップレーサーが集う点で共通しています。
しかし、その出場資格は競走ごとに違いがあり、バラエティ豊かで、かつあらゆる能力や実績を査定できる、多様性を重視した選考方法になっています。
ボートレースメモリアルも例外ではなく、ほかの競走とはまるで違った出場資格の決定方法になっています。まずは優先出場の要件から確認していきましょう。

【優先出場】
● 前年度のボートレースメモリアル優勝選手(1名)
● 前年度のボートレースグランプリのグランプリ優勝戦に勝ち進んだ選手(6名)
● 今年度のオーシャンカップ優勝選手(1名)

このあたりは、実力の確かさからも、納得の優先出場の要件だと感じられます。では、ボートレースメモリアルの特色がよく出ている、一般出場の要件に移りましょう。

【一般出場】
● 開催場を除いたボートレース場から推薦された選手(46名/優先出場は必ず含む)
● 開催場が希望する選手(A1級/算定期間160走以上が必須条件)

全国24場が推薦するトップレーサーが集う戦い。それこそ、ボートレースメモリアルであることがわかります。まさにボートレースの、そして競艇の施行者たちから認められた超一流のみが出場できる舞台といえるでしょう。

【選出除外】
● 前年度ボートレースメモリアルから今年度オーシャンカップまでのSG優勝戦で選手責任のスタート事故を起こした選手
● 今年度ボートレースクラシックから今年度オーシャンカップまでのSG準優勝戦で選手責任のスタート事故を起こした選手
● 怪我や病気や出産などに伴って出場を辞退した選手
● 前年6月から今開催の前検日までに褒賞懲戒規程による出場停止処分を課された選手

ただし、これらの選出除外の要件に当てはまってしまった場合、出場の推薦を受けることはできません。ほかのSG競走と同様に、ビッグレースでのスタート事故はすべてを壊してしまうので、重いペナルティが与えられることになります。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)は愛知県蒲郡市のボートレース蒲郡で開催

2021年のボートレースメモリアルは、愛知県蒲郡市にあるボートレース蒲郡(蒲郡競艇場)で開催されます。東海地方のみならず、全国24場でも特に盛況なボートレース場であり、売上高も非常に大きい場所として有名です。
そんな蒲郡の水面の特徴は、実力者がその実力を遺憾なく発揮しやすいという点に求められるでしょう。その理由について、詳しく解説していきます。


蒲郡ボートレース場(蒲郡競艇場)の水面の特徴は走りやすい点にあり

蒲郡ボートレース場(蒲郡競艇場)は、早くからナイター設備を導入し、「ムーンライトレース」として広く親しまれる夜間開催を続けてきました。そういうこともあって、ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)もまたナイターでの戦いになります。
蒲郡のナイター、特に夏のナイターは前半と後半とで様相が一変します。前半はまだ日の高い夕方に始まりますが、後半は日も暮れて夜間照明に頼ることになるためです。
ボートレースにとって、スタートタイミングを図る大時計の見え方は生命線です。昼間と夜間とでは、この視認条件が変わってくるため、成績に波のある選手も現れます。逆に、それを味方につける選手がいるところも、ボートレースの面白いところです。
水面の全体的な特徴としては、海水の水質にもかかわらずプール型のコースのため、とても穏やかで走りやすい点が挙げられます。
さらに、コースの全体図を見てもわかるとおり、1マークからバック側に向けて非常に広くなっています。これは全国24場のなかでも、最も広いと言われています。
コースが広いということは、それだけフルスロットルでのターンを可能にします。実力者がその実力を発揮しやすい水面とは、先にあげたナイター適性とともに、この雄大な広さという条件が大きいといえるでしょう。
したがって、イン逃げはもちろんのこと、差し、まくり、まくり差し、どのような戦法でも勝負になる水面です。1つの要素が突出しているだけでは決まらないため、舟券予想にも緻密な戦略が必要になってきます。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)のドリーム戦出場選手6名

ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)では、初日の第12Rにドリーム戦が組まれています。トップ中のトップ、選び抜かれた6人の精鋭は、間違いなくこの開催のシリーズリーダーになる資格を有しているといえるでしょう。
本項目では、ドリーム戦に出場する6名の選手について解説し、この舞台における活躍の見込みを占っていきます。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)のドリーム戦出場選手/峰竜太(4320/佐賀)

ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)の主役は、なんといっても現代ボートレースの象徴こと峰竜太選手になるでしょう。もし峰選手が1号艇で負けるようであれば、すなわち万舟券の出現可能性が極めて高くなる。それほど絶対的な存在です。
ただ、今開催は峰竜太選手にとって大いなる試練です。なぜなら、峰選手はまだ全国24場での優勝を達成していません。優勝を成し遂げていないボートレース場はふたつ。ひとつは三重県のボートレース津。そして、もうひとつがこのボートレース蒲郡です。
大レースが数多く開催される蒲郡です。峰竜太選手がここで20節を戦い、5度も優出を果たしながら1度も優勝できていないのは、いわば現代ボートレースの七不思議に数えられる出来事といえるでしょう。
しかし、峰竜太選手はとにかく蒲郡を鬼門としています。20節戦ったなかでは予選トップ通過も複数回ありました。それなのに、準優勝戦や優勝戦で外枠の艇にしてやられるのです。「蒲郡の魔物」なるものがいるとは思えませんが、そうした見えない力の作用を考えてしまうほどです。
それでも、今回もまた最有力の優勝候補であることについて、疑いの余地はありません。SGのドリーム戦で堂々の1号艇は、5年連続の最優秀勝率選手に与えられる立場としてふさわしいものでしょう。
そのうえで、今度こそ蒲郡優勝経験なしのジンクスを跳ね返してくれるのではないか、思わぬ外からの奇襲に屈してきた歴史に幕を閉じられるのではないか。これもまたボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)のメインテーマのひとつとして、燦然と輝いています。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)のドリーム戦出場選手/毒島誠(4238/群馬)

今回の蒲郡のボートレースメモリアルは、先の項目でも書いたとおりにナイター開催です。夜には夜の戦い方がある。それを誰よりもよく知っているのが、毒島誠選手だという事実に、誰も疑いの余地を持たないでしょう。
何しろ、毒島誠選手は現役屈指のナイター巧者です。メディアによっては「夜王」や「夜の帝王」といった称号をつけるくらいにナイターレースに強く、実際に夜開催のSGでずば抜けた強さを披露してきました。
そして、今回もまた夜の蒲郡。毒島誠選手にとっては、これ以上ないくらいに整えられた舞台です。ドリーム戦の2号艇も、さらなる野心を育てるのに十分な条件でしょう。峰竜太選手を初日から打ち負かすようであれば、優勝の2文字がはっきりと見えてきます。
なお心強いことには、毒島誠選手は蒲郡で17節も経験しているとともに、その勝率がとてつもなく高い次元で推移しています。
特に、昨年のチャレンジカップ2020(蒲郡競艇SG)での優勝は、この水面で勝ち取った最上級の栄誉でしょう。今度もまたビッグタイトルを虎視眈々と狙っているのは間違いないですし、8月以降のレースにとても強い最近の傾向が、その予感を理論的に後押ししています。
積み重ねてきたSGの優勝は7回。うち6回がナイター。さらにいえば、2013年、2018年、2019年のこのレースが、彼に大きな栄冠を授けてきました。夜の支配者が、さらに輝ける数字を1回ずつ増やすかもしれません。「峰竜太で絶対に大丈夫」と無条件に思っていたら、好配当を取り逃すかもしれない点にご注意ください。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)のドリーム戦出場選手/新田雄史(4344/三重)

三重の新田雄史選手は、高い次元の競走を続けていながら、数年間ビッグタイトルを勝ちきれない苦しみを味わいました。しかしながら、今年3月に住之江の太閤賞で優勝。2017年12月のボートレースグランプリシリーズ以来、久々のタイトル奪取を果たしました。
その勢いは、2020年の暮れから始まりました。新田雄史選手もまた、ボートレースグランプリ2020(平和島競艇SG)のファイナリストに名を連ね、1億円のビッグマネーをめぐる戦いの最終決戦に勝ち残ったのです。
今年の中盤はフライングなど苦しい出来事が続きましたが、高い実力はSG優勝2回で終わる器ではない、と示しているかのよう。ボートレースクラシックやグランドチャンピオンで思ったような走りができなかったぶん、ボートレースメモリアルにかける思いは強いでしょう。
ましてや、三重支部の新田選手にとって、愛知の蒲郡は準ホームともいえる存在です。ドリーム戦の6名中4名が他地区で、ラストワンの地元の平本真之選手は6号艇ですから、当地の利を最も手にしたい立場でしょう。
蒲郡の当地成績でいえば、6人のなかでは一番低い勝率です。それでも、格としては十分のSGホルダー。3号艇での成績は2号艇と4号艇よりも良いという統計も後押ししており、初日から大物食いはありえる話です。
近走は一般戦でも苦杯をなめる展開が続いているだけに、このSGから文字どおりのドリームを掴み直す戦いが始まります。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)のドリーム戦出場選手/松井繁(3415/大阪)

平成の不動の賞金王にして、今なお「王者」の呼び名が輝くのが松井繁選手です。髪はすっかり白くなりましたが、むしろそれがダンディさを引き立たせ、王者の王者たるを証明しているかのようです。
通算優勝回数は圧倒的な135回。SG優勝も12回。G1優勝は58回。今回のドリーム戦メンバーに限らず、あらゆるボートレーサーを蹴散らす超絶に偉大な記録です。
実のところ、そんな松井繁選手でも全24場制覇は達成していないのが面白いところ。何しろボートレース江戸川をとことん忌避しており、あっせんを受けて即拒否したということまでありました。
このため、江戸川以外の23場での優勝歴が輝いています。特に地元水面の「聖地」住之江では圧巻であり、145節走って94回の優出、35回の優勝が猛烈さを感じさせます。
今回のボートレースメモリアルが開かれる蒲郡は、意外にもあまり良い数字ではありません。それでも一流の数字であることは確かで、6回の優出と2回の優勝も計上しています。まるで走れないわけではありませんし、そもそも昼開催の時期から長く戦い続けてきたことも影響しているでしょう。
加えて、この蒲郡でもSG競走を勝っています。オーシャンカップ競走2008(蒲郡競艇SG)がそれであり、2008年のSGを2勝、G1を4勝の大暴れの一翼を担っています。このため、蒲郡の水面が苦手という考え方は早計でしょう。
松井繁選手の存在が、SG競走の格を大いに高めます。このドリーム戦でもまた、力の証明のひとつとして、4号艇に堂々と鎮座しています。いるだけで戦いの結末を期待させてくれる。松井選手の圧倒的な存在感の賜物といえるでしょう。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)のドリーム戦出場選手/白井英治(3897/山口)

山口の白井英治選手は、今回のドリーム戦メンバーのなかでも、卓抜した蒲郡適性を誇っています。積み重ねてきた勝率は6人の中でも最良で8点台に達しつつあるといえば、どれほどに輝かしいものであるかを理解できるでしょう。
通算優勝回数も松井繁選手に次ぐ数字であり、先ごろに引退した山口支部のレジェンド、今村豊選手の後継者として目されるだけの圧倒的な実力を備えています。
それを証拠に、2020年の年間勝率は峰竜太選手に次ぐ第2位でした。単純に言ってしまえば、「今、日本で2番目に強いボートレーサー」ということになります。それほどにずば抜けた力を秘めたホワイトシャークがいるからには、たとえ5号艇でも注意せざるを得ません。
ただ、峰竜太選手ほどではないにしても、白井英治選手も最近の蒲郡では苦戦気味です。なぜか狙ったように低出力モーターを引いてしまい、整備だけでも一苦労という場面が多く見られるためです。
ボートレースメモリアルでの白井英治選手は、まずもって前検日のモーター抽選で平均以上の性能のモーターを引き当てられるかどうか。そこにかかっていると言えるかもしれません。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)のドリーム戦出場選手/平本真之(4337/愛知)

地元の期待の星、愛知支部の平本真之選手がドリーム戦の6号艇に登場です。このマッチアップはとても興味深いところであり、「意外と6号艇で強い」というデータを考えれば、まさかまさかのジャイアントキリングもありえるかもしれません。
平本真之選手は37歳の96期。ドリーム戦メンバーでいえば、新田雄史選手と同期で、峰竜太選手のひとつ下の世代に当たります。通算優勝回数は33回で、SG優勝は2回、G1優勝は4回。勝手知ったるホーム水面であることを考えれば、たとえ外枠でも決して引けを取りません。
過去1年のSG競走でも優勝戦に名を連ねており、ドリーム戦の波乱候補として、一撃の魅力を際立たせてくれています。
さすがにホーム水面ということもあって、優出回数と優勝回数はメンバー最多です。また、2連対率では勝率と3連対率トップの白井英治選手を上回っているのも面白いところ。もしインがやり合えば、すかさず連絡みする準備はできています。
直近のSG競走である7月のオーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)でも優出し、峰竜太選手に先着を果たしました。調子は決して悪くなく、主催者推薦枠の名に恥じぬ戦いが期待されます。


ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)で真夏の最終決戦を見届けよう

ボートレースメモリアルは、ボートレース全体を記念する競走であるとともに、夏の終わりを告げる最大のお祭りでもあります。
今なお新型コロナウイルス(COVID-19)の流行が続き、日本が、そして世界が大いなる閉塞感で覆われています。ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)もまた徹底した感染拡大防止対策を取っているため、現地での観戦は事前申込で当選した人のみに限られています。
そうした状況なればこそ、開催そのものが行われることを喜び、これ以上の疫病の拡大を絶対に防ぐ形での応援をしていくことが求められるでしょう。選手の出待ちや入り待ち、プレゼントの受け渡しも禁止されていることから、今はぐっとこらえて、できることからやっていきましょう。
6日間に渡る、夏の終わりを告げる戦いの結末は、果たしてどうなるのか。じっくりと腰を据えて見届けるだけの価値が、間違いなくある開催です。


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