【ダービー王へ】ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)は今年もドラマの連続だ!

食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋。いろいろな秋の楽しみ方がありますが、競艇界(ボートレース界)におけるこの季節は、「ダービーの秋」でもあります。そう、今年もSG競走ボートレースダービーの季節がやってまいりました。

ボートレースダービー。その名前からして、このレースの格式がわかろうものです。たとえボートレースを知らなくても、競馬における日本ダービー(東京優駿)は最高峰のレースですし、競輪におけるダービー(日本選手権)もまた絶大な人気を誇る大レースです。

誉れ高き特別な競走を存分に楽しむために、この記事にはさまざまな情報をふんだんに盛り込みました。今年はボートレース平和島で開催される夢舞台。その概要を知る意味でも、どうぞ最後までご覧になっていってください。

目次


ボートレースダービー2021を華麗に予想

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ボートレースダービーはボートレース(競艇)で最も歴史あるレース

ボートレースダービーは通称であり、正式名称は全日本選手権競走です。2013年以前はこちらの名前で親しまれるとともに、「競艇におけるダービー」として長年知られてきました。

第1回が施行されたのは1953年のこと。場所は福岡県の若松競艇場でした。まさしく「競艇界ナンバーワン決定戦」として、歴史と伝統を積み重ねてきたといえます。また、第1回から女子選手が出場しており、競艇ならびにボートレースにおける女子の存在感の強さを感じさせてくれます。

ほかのSG競走と同様。開催場所は毎年持ち回りです。今回2021年の開催は、東京都のボートレース平和島。前回開催は2017年だったので、4年ぶりの開催となります。


前回の平和島のボートレースダービー(2017年)もまた劇的だった!

2017年、ボートレース平和島。第64回のボートレースダービーも、その重みにふさわしい優勝戦が繰り広げられました。

競艇の時代から、ボートレースの今に至るまで、大外に配置された6号艇は絶対的に不利な位置です。この不利を克服するために「前付け」を行うことも可能ですが、助走距離が短くなることから、インを奪う利が活かせないことも往々にしてあります。

しかし、この年の優勝戦では、6号艇の深川真二選手が熟練の技を見せました。佐賀支部所属の深川真二選手は6号艇で優勝戦に進出。迷わずに前付けを敢行し、抵抗した1号艇の魚谷智之選手の横、2コースまで進入します。

この年の節間で一度も1着を取れていなかった深川真二選手。前付けは予想されながらも、まさか勝つとは思われていませんでした。同じ佐賀支部で、まさに全盛期を迎えつつあった峰竜太選手が3号艇にいたこともあり、この前付けは奏効しないだろうと考えられていました。

しかし、2コースまでの前付けからの、美しい差し。コンマ14からのトップスタートで、同じくコンマ15の良好なスタートを切った1号艇の魚谷智之選手を差し切り、2号艇の白井英治選手や3号艇の峰竜太選手といったビッグネームを振り切りました。

当時43歳。初めてのSG優勝は、まさしく「技」と「度胸」で勝ち取ったものでした。3連単の6-1-2は80番人気で27,170円の高配当2万舟。2連単でも6-1は24番人気の8,850円。穴党のファンが歓喜したことは言うまでもありません。

1号艇が絶対的に有利なボートレース。しかし、このようなドラマも起きるのがまたボートレースです。今年もまた、平和島での熱い戦いが始まります。


過去10回の「ダービー王」はこういったメンバーです

第58回:池田 浩二
第59回:丸岡 正典
第60回:瓜生 正義
第61回:仲口 博崇
第62回:守田 俊介
第63回:瓜生 正義
第64回:深川 真二
第65回:守田 俊介
第66回:毒島 誠
第67回:深谷 知博

そうそうたる顔ぶれであるとともに、比較的短い間隔で瓜生正義選手と守田俊介選手が2回の優勝を重ねているのが目立ちます。こうした事実からも、これまで優勝や優勝戦進出を決めているような「リピーター」が、舟券予想のうえでは浮上しやすいかもしれません。

新勢力の台頭のありやなしやもボートレースの楽しみですが、「またあの選手がダービーで強いところを見せた!」という場面が出てきやすい傾向が見て取れるからには、上記に名前のあって今回も出場が予定されているレーサーには要注目でしょう。


ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)をもっと楽しもう!

2021年のクライマックスに向けて、ボートレースもその熱さがますます高まってきています。そのようななかで開催されるボートレースダービー2021(平和島競艇SG)。涼しくなってきた気候に負けないくらい、激アツな楽しみ方をしたいものです。

この項目では、ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)を楽しむにあたって、ぜひとも知っておきたい内容をお伝えしていきます。


ボートレース平和島が公式CMを公開中

参考動画:ボートレース平和島公式CM SG第68回ボートレースダービー
https://youtu.be/wsQIsnFfsCE

「栄冠は誰のもの。
 勝利は誰のもの。
 最後に残るのは強き者。
 いざ決戦の瞬間。
 天下一決定戦」

コテコテにすら感じる文言でさえ、ボートレースダービーという破格の存在を前にしては、心を高ぶらせてくれるフレーズになります。

というわけで、ボートレース平和島の公式チャンネルが、今回のボートレースダービーを宣伝するCMを動画サイトYouTubeにアップロードしていました。当日もこのチャンネル「Tokyo Bay TV【BR平和島公式】」では、コロナ禍の今だからこそ強化されている、エンタテインメントに満ちたレース中継が行われることになっています。


[注意!]ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)の入場は事前抽選制です!

ここで、ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)をボートレース平和島の本場で観戦したい、とお考えの方に重要な注意事項です。

今回のボートレースダービーでは、入場規制が行われます。開催期間中に入場したい場合は、事前申し込みに応募して当選し、ボートレース平和島公式から送られてきた入場許可証を携帯している必要があります。

事前申し込み期間はすでに過ぎているため、今から入場を希望しても中に入ることはできません。唯一の可能性としては、許可証を持つ人は同伴者とともに入場できることが明記されているため、定められた人数までは場内に入ることができるでしょう。

2021年9月30日をもって、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止のために日本全国で発出されていた緊急事態宣言、ならびにまん延防止等重点措置は解除されました。しかし、今なお同ウイルスの流行は続いているとともに、これから気温が低下してくるに連れて再度流行の波が来ることが懸念されています。

さらに、東京都は人口密度が高いこともあり、2021年10月1日以降は「リバウンド防止措置」を発令し、関係各所に協力を求めています。

参考資料:東京都におけるリバウンド防止措置について(第2521報) – 東京都
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/09/28/38.html

こうした状況を受けて、ボートレース平和島も入場規制下でのSG競走開催という形に踏み切ったことになります。適切な運営のもとで無事に開催が進み、終了するためにも、可能であればステイホームでの観戦を前提とし、許可証持参で本場へ向かう場合は万全の準備をして赴くようにしましょう。

もちろん、状況が状況のため、選手の入り待ち、出待ち、プレゼントの受け渡しは固く禁じられています。また、場内でも使用できない施設やアルコール類の販売停止などが実施されていることから、その点を了解したうえで利用することが大切です。


ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)でぜひ注目したい選手はドリーム戦にあり!

ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)に限った話ではありませんが、優勝戦と同じくらい盛り上がるのが、同開催で人気と実力をあわせもった選手たちの集うドリーム戦です。今回のボートレースダービーにおいても、初日にあたる2021年10月26日(火)の第12R、すなわち最終レースにドリーム戦が組まれました。

1号艇の佐賀の峰竜太選手を筆頭に、2号艇白井英治選手、3号艇池田浩二選手、4号艇上野真之介選手、5号艇桐生順平選手、6号艇濱野谷憲吾選手という並び。これを豪華メンバー、夢の戦いの番組といわずして、何をそう呼ぶのか。こう断言できる構成になりました。

このドリーム戦を制した選手が、すなわち2021年のボートレースダービーを引っ張るシリーズリーダーになる可能性が高くなっています。それほどの豪華メンツであり、スターレーサーの集まりです。

では、この6選手が最近はどのような調子であり、平和島の水面とはどういった相性を持っているのか。ひとりずつ見ていきましょう。


1号艇:峰竜太

佐賀の峰竜太選手については、もはや「日本で一番有名なボートレーサー」という称号さえも過大評価ではなくなったでしょう。地上波のテレビ番組でも知られるようになり、その技術の冴えは多くの人たちが知っています。タレントの峰竜太さんと同じ名前であることも、より覚えやすさに拍車をかけているかもしれません。

まさしくボートレースにおけるトップ中のトップであるところの峰竜太選手。前節のびわこ大賞2021(びわこ競艇G1)では、苦手とされてきたびわこ水面を攻略し、予選2位通過からの優勝戦1号艇をゲット。コンマ12でのトップスタートを決め、見事に同地の周年競走制覇を果たしました。

そうして迎える、平和島でのボートレースダービー。この舞台は、峰選手にさらなる追い風となります。なぜなら、峰選手は平和島を得意水面としており、勝率は7.71にも上るためです。

昨年、2020年末のボートレースグランプリのグランプリ優勝戦も、平和島水面で堂々のイン逃げでした。今回もまた、ビッグタイトルを最高の走りで勝ち取っていくかもしれません。


2号艇:白井英治

ボートレース界屈指の腕前を持つ「関門のホワイトシャーク」こと、山口の白井英治選手。意外というべきでしょうか、今年は10月中旬時点で、まだ3開催の優勝にとどまっています。

もちろん、ボートレーサーにとって、優勝というのは大変なことであり、一大事とでもいうべきイベントです。しかしながら、白井英治選手は複数回の優勝が基本線として語られるトップレーサー。「今年は意外と勝てていない」のレベルで語られる存在であることも、また事実です。

とはいえ、技術の冴えはなおも健在です。期別の成績では勝率8点台に近いものを残していますし、一般競走では2連対3連対は当たり前といった存在であり続けています。

それでも、ホワイトシャークはビッグタイトルのもとでこそ輝くものでしょう。前回のSG優勝は2018年、地元山口にある徳山のグランドチャンピオンでした。また、前回のG1優勝は、同じく地元山口の下関での周年競走、競帝王決定戦でした。

遠征しても勝てるからこそのトップレーサー。白井英治選手がこのドリーム戦から逆襲の走りを始められるかどうか、注目したいところです。


3号艇:池田浩二

この男、好調。そう銘打ちたくなるのが、愛知の池田浩二選手です。今年は年明けから2つの優勝を重ね、うち1つが全日本王者決定戦2021(唐津競艇G1)でした。さらに、3節前には大渦大賞2021(鳴門競艇G1)も制し、今年だけでG1を2勝しています。一般競走の5つを合わせれば、7つのV。SGタイトルホルダーにしてMVP受賞経験者の面目躍如といったところでしょう。

さらなる朗報として、かつて2011年、ここ平和島で全日本選手権、すなわちボートレースダービーを制した実績があります。池田浩二選手にとっては、再びSGを勝ち取る絶好の舞台が巡ってきたといえるでしょう。

事実として、平和島水面での勝率は7.94ものハイアベレージであり、峰竜太選手をもしのぐ「勝利の味」を知っています。24節参戦して12回の優出と5回の優勝は見事すぎる成績です。

大渦大賞を始めとして、2節前のウェイキーカップ2021(多摩川競艇G1)や前節の児島キングカップ2021(児島競艇G1)でも大きな着を叩かない安定した走りっぷり。ボートレースダービーに向けて視界は良好。ならば、ドリーム戦でも信頼がおけるかもしれません。


4号艇:上野真之介

上野真之介選手は、実績という面では今回の面子では見劣りしてしまいます。SGはおろか、G1での優勝歴もありません。ですが、前回の算定期間における期別成績の勝率は7.62にも達し、紛れもなくトップレーサーであることを証明しています。

1988年2月25日生まれ、2021年10月現在でもまだ33歳の上野選手。所属は佐賀支部であり、なんといっても師匠に峰竜太選手を持っている点が特筆すべきところ。そうです。このドリーム戦は、「弟子が師匠を超えるための戦い」でもあるのです。

2020年は8つもの開催を制し、うち9月から12月までの4ヶ月で6つもの開催で優勝する固め打ちでした。2021年10月現在の年間優勝はV3。列島に秋の涼しさがやってきた今、調子が上がってくる頃合いです。

事実、前節のニッカン・コム杯(大村競艇一般)では、オール2連対での文句のつけようがない優勝をもぎ取りました。そこから挑む大舞台。インで存在感を放つ師匠、峰竜太選手から勝利を奪えるか。ファンにとってのドリーム戦であるとともに、上野選手にとってのドリーム戦が始まります。


5号艇:桐生順平

埼玉の桐生順平選手は、2021年に絶好調期を迎えました。2020年は一般競走3つの優勝に留まったものの、2021年は年明けから発奮。第12回ALSOK徳島杯競走(鳴門競艇一般)を皮切りにあらゆる競走で勝ちまくり、2021年10月中旬段階では8つの開催で優勝。しかも、うち3つはG1という劇的な内容になっています。

特に、3節前の赤城雷神杯(桐生競艇G1)は圧巻でした。同じ関東地区のボートレース桐生のドラキリュウナイターで、桐生順平選手はオール3連対で駆け抜け、見事な優勝を手にしたのです。前節の児島キングカップでも好調さはとどまることを知らず、優出して3号艇から2着を確保。さらに賞金を積み増ししました。

こうなれば、2017年以来のSG制覇に野心がたぎろうものです。桐生が地元地区なら、当然平和島もまた同じ関東の水面。しっかり7点台の勝率を計上しています。5号艇であろうとも、魅力たっぷりのレースを見せてくれるでしょう。


6号艇:濱野谷憲吾

東都のエース、濱野谷憲吾選手。東京支部の看板レーサーとして、長年活躍を続けてきました。なんといっても、今年は14年ぶりのSG制覇という歓喜の知らせが、ボートレース界を騒がせました。元祖イケメンレーサーは、その技術も含めて成長を続けていたことを知らしめてくれたといえます。

近走3節は赤城雷神杯2021(桐生競艇G1)、ウェイキーカップ2021(多摩川競艇G1)、児島キングカップ2021(児島競艇G1)に参戦。優出こそ果たせなかったものの、どの開催でも着実に勝ち星をあげています。

今回のドリーム戦は6号艇かつ最もベテランとしての立ち位置。前付けするか、それとも大外から一撃を決めるか。その判断ひとつで、ドリーム戦の趨勢は大きく変わることになるでしょう。

平和島水面は地元であるとともに、勝率7.70点のハイアベレージを維持している水面でもあります。積み重ねた出場節数は72節。37回の優出。17回の優勝。そのなかには2007年のSG競走、総理大臣杯も含まれています。

関東の大将格として、6号艇からでも勝負できる戦いを示してくれるかどうか。それだけで、このドリーム戦の価値は跳ね上がります。見逃せない戦いです。


2021年の「ダービー王」は誰だ!?

艇界に本格的な秋の訪れを告げる、ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)。年末のボートレースグランプリを見据えて、大きな意味を持つ戦いです。

実力者がその実力を発揮しやすい傾向にある競走で、チャレンジャーとしての選手たちがどういった動きをするのか。また、リピーターに数えられる実力者たちは、どのように自らの技術を示すのか。最高峰の戦いは、ひとつひとつがドラマに満ちていることでしょう。

記事内でも触れましたが、この開催は東京都の方針に基づき、本場への入場制限が実施されます。入場できるのは事前に申し込みを行って当選した方のみで、その方にしても送付されてきた入場許可証が必要です。入場の際には新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止のための検温や消毒が必要になるほか、場内でもソーシャルディスタンスを確保し、係員の指示に都度従う必要があります。

2021年の「ダービー王」を生むための戦いは、皆の協力によって無事に成し遂げられるものです。最高のドラマを見届けるためにも、最良の行動でもって応援していきましょう。


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