レース場と一言で表せば同じですが、各競馬場毎に特徴があります。
特徴をチェックすることで、予想の質を上げることは可能です。
下記では全国の競馬場毎の特徴をまとめていますので、レース前に是非チェックをしてみてください。
・東京競馬場の特徴 | ・中山競馬場の特徴 |
・阪神競馬場の特徴 | ・京都競馬場の特徴 |
・札幌競馬場の特徴 | ・函館競馬場の特徴 |
・福島競馬場の特徴 | ・新潟競馬場の特徴 |
・中京競馬場の特徴 | ・小倉競馬場の特徴 |
東京競馬場の特徴

東京競馬場はJRAの中で4大場と呼ばれるうちの1つとなっており、その中でも最大の大きさを誇る競馬場となり、まさに日本競馬場の顔と言えます。
主要な開催レースとしても日本ダービー(東京優駿)・ジャパンカップなど国際的にも重要な位置に置かれるレースが開催されています。
【コース形態】コースは左回り
コース全体の特徴としては1コーナーから向正面にかけて高低差1.9mの下り坂が続き、3コーナーの手前までにかけて1.5mという上り坂があります。
さらには最後の直線では高低差2mにもなる急こう配の坂が待ち受けており、これが東京競馬場の名物と言われているコース形態です。
中山競馬場の特徴

中山競馬場はJRAの中で4大場と呼ばれるうちの1つとなっており、全体のコースの大きさではローカル競馬場と変わらないが、他の競馬場とは一線を画すのが、内回り・外回りともにコース全体の高低差が5.3mと極めて大きいという特徴があります。
主要な開催レースとしては年末のグランプリレース有馬記念・皐月賞・スプリンターズステークスなど様々なG1が開催されています。
【コース形態】コースは右回り
コース全体の特徴としては上記でも記載したが、内回り・外回りともにコース全体の高低差が5.3mと極めて大きいという特徴があります。
さらには直線でも急坂が待っており、高低差で2.2m・最大勾配がなんと2.24%という日本一きつい坂が待っています。
まさに最後に待ち受ける難所となっており、同競馬場の大きな特徴となるコース形態です。
阪神競馬場の特徴

阪神競馬場はJRAの中で4大場と呼ばれるうちの1つとなっており、日本屈指のスケールを誇る競馬場になっています。
主要な開催レースとしては、大阪杯・桜花賞・春のグランプリレース宝塚記念など多くのG1が開催されています。
【コース形態】コースは右回り
芝コースは内回り(1689m)・外回り(2089m)となっており、右回りのコースとしては日本最大となっています。
芝の内回りコースでは残り800m地点から、外回りコースでは残り600m地点から、直線の半ばにかけて緩やかな下り坂となっており、阪神名物の上り坂に繋がるというレイアウトとなっています。
さらに大きく違うのが内回りの直線(356.5m)・外回りの直線(473.6m)となり、100m以上も違い、同じレース場とはいえまったく別の顔を見せるのも大きな特徴の一つです。
京都競馬場の特徴

京都競馬場はJRAの中で4大場と呼ばれるうちの1つとなっており、特徴的な作りとなっている競馬場です。
主要な開催レースとしては、天皇賞(春)・秋華賞・菊花賞など多くのG1が開催されています。
【コース形態】コースは右回り
芝コースは中山競馬場や阪神競馬場と同じで内回り・外回りの2つのコースレイアウトとなっています。
多くの特徴がみられる京都競馬場の中でも最大の特徴と言えるのが3コーナーからの坂と言え、外回りの場合は高低差が4.3mにものぼります。
全体の起伏が平坦であることからも3コーナーでどういったレース展開になるかを読むのが京都競馬場の定石と言えそうです。
札幌競馬場の特徴

札幌競馬場はJRAの中で2場しかない洋芝コースとなっており、夏の時期限定で開催される競馬場です。
主要な開催レースとしてはエルムステークス・札幌記念など夏の風物詩的な重賞が開催されています。
【コース形態】コースは右回り
全国の競馬場の中でも高低差が少なくほぼ平坦なコースとなっており、全体的に丸っぽいコース形態となっています。
最大の特徴としては上記でも出たが、洋芝コースとなっており力のいる馬場で、適正が問われるコースとなります。
函館競馬場の特徴

函館競馬場はJRAの中で2場しかない洋芝コースとなっており、JRAの全国の競馬場の中で最も直線が短い競馬場です。
主要な開催レースとしては函館スプリントステークス・函館記念など荒れる事で有名な重賞が開催されています。
【コース形態】コースは右回り
上記でも記載の通り、直線がとにかく短く芝コース262.1m・ダートコース260.3mと東京競馬場の約半分の長さとなっており、その短さが際立ちます。
またもう一つの大きな特徴としては小さい競馬場ながら高低差が芝・ダート共に3.5mとなっており、ローカル競馬場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の中で一番の数字となっています。
福島競馬場の特徴

福島競馬場は変則的に開催され、ローカル競馬場の中でも特徴的な作りの競馬場です。
主要な開催レースとしては七夕賞・福島記念などローカル特有の荒れる重賞が開催されています。
【コース形態】コースは右回り
上記で説明したように特徴的な作りのコースとなっている理由が、起伏のつけ方が独特となっています。
高低差自体は芝1.9m・ダート2.1mと他の競馬場よりも数字的には及ばないがコースを1周する間に2回のアップダウンを繰り返す珍しい起伏のつけ方となっており、レースの距離によって顔を変える形態となっています。
新潟競馬場の特徴

新潟競馬場はなんと言っても国内で唯一の直線競馬が行われている日本最大スケールの競馬場です。
主要な開催レースとしては国内唯一の直線重賞アイビスサマーダッシュ・新潟記念・関屋記念など多くの重賞が開催されています。
【コース形態】コースは左回り
何よりも特徴なのが外回りコース2223mという大きさに加え、日本最長となる直線658.7mというのが大きな特徴です。
さらには上記でも説明した唯一の直線レースが行われ、一つの競馬場でも距離によってまったく違う情報になるのも特徴です。
中京競馬場の特徴

中京競馬場は2012年のリニューアルに伴い西日本地区最大の勾配を誇る坂が設置された事により国内でも屈指と言えるタフなコースになりました。
主要な開催レースとしては高松宮記念・チャンピオンズカップなどのG1に加え、多くの重賞が開催されています。
【コース形態】コースは左回り
上記でも記載したように西日本最大の勾配となっている坂が最大の特徴です。
直線に向いてすぐに高低差役2mの急坂が待ち構えており、坂を上り切ってもまだ長い直線が続いているという事もあり、二段階で踏ん張りが必要になる形態となっています。
小倉競馬場の特徴

JRAの競馬場の中では福島競馬場の次に小さくなっており、いかにも平坦なローカル競馬場です。
主要な開催レースとしては小倉記念・北九州記念など夏競馬の時期に行われる重賞が開催されています。
【コース形態】コースは右回り
小倉競馬場には大きな特徴が2つあり、一つは2コーナー部分に小高い丘が設けられており、全てが平坦というわけではなく芝コースの高低差だけで見れば3.0mになる。
もう一つの特徴としてはコース幅が広くゆったりしている事もあり、A・B・Cコースと使い分けられ、馬場の痛みを分散でき、綺麗な状態を保つ事ができ、高速馬場になりやすいという特徴があります。